継続は力にならないなり

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こんにちは!チェックです。

今朝、田尻の海岸線を車で走っている時、
ふと思ったことがあります。

「継続は力なり」
という言葉があるが、それは本当か?

今日は僕の独り言にお付き合いください(笑)

穴を掘るのか?トンネルを掘るのか?

「継続は力なり」

よく聞く言葉ですよね。僕もよく使います。

良く耳にし、良く発する言葉だからこそ、
そこに疑問を持ってみた。

スコップで穴を掘るとしましょう。

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片手で持てるスコップ。これで穴が掘れる。

「継続は力なり」だ。

掘れば掘るほど穴は大きくなっていく。

「穴を掘るのが目的」ならこれでいい。

でも、
「トンネルを掘るのが目的」だったらどうだろうか?
例えば、隣町につながるトンネルを掘る。

「このスコップで掘り続ける!」
「継続は力なりだ!」

掘って掘って、掘りまくる。

10年の月日をかけ、見事トンネルが完成した!

しかし、トンネルが完成した後、
こんな道具の存在を知った。

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「!!?」

今まで使っていたスコップよりも大きい。

「世の中にこんなモノがあったなんて!!」

これを使ったら1年でトンネルが掘れた。

「俺の9年間はなんだったんだ…」

継続することによる副産物はある。

こうやって穴を掘り続けることで、
体が鍛えられた。
日本一のスコップマスターになった。
やたら地質に詳しくなった。
などなど…。

きっと得るものはたくさんある。

でも、あくまで目的は「トンネルを掘ること」だ。

“それのみ”にフォーカスした時、9年間無駄にしている。

「目的が明確でない継続は危うい」

穴を掘ることが目的ならOKだが、
トンネルを掘ることが目的ならNGだ。

目的と継続を照らし合わせることで差異が見つかる。

継続は目的ではなく手段

「とりあえずやってみよう!」はとっても大事。
じゃないと物事は始まっていかない。

何かを始めることは大変だ。
そして、それを継続していくことはもっと大変。

その継続の中で気づくことも、学ぶことも多い。
しかし、継続は同時に慣れを生む。

例え、目的を明確にしていても、気が付くと
「継続すること自体が目的」となってしまうことがある。

なぜ今回、こんなことを考えたかというと、
僕自身が「継続は力なり」を実践しているから。

ニューズレター、ブログ、フェイスブック、軽トラ市、朝ジョグ。

「雨だれ石を穿つ(うがつ)!」
と思ってる人間ですから。

ある程度継続していくと
良い意味でも、悪い意味でもやめられなくなる。

一種の麻薬みたいなもんですね。(麻薬知らんけど)

継続が現在をカタチづくっている気がして、
辞めた時、それがゼロになってしまう気がする。
自分が負けた気がする。

ただ、先ほどのトンネルの例えば話のように、
ただ単に継続しているだけでは9年間無駄にして
しまうかもしれない。極端な話。

「継続は力なり」が目的になってはいけない。

常に「目的」を明確にする。
目的なくとりあえず始めた場合は「見つける意識」を持つ。
継続はその「手段」だ。

物事や行動を継続させ、
時には立ち止まり、変化させたり、時には辞めたり、
自分の器を広げたり、新しことを取り込んだりしながら
(大きなスコップがあるかもしれない)
「継続の精度を上げていく」必要がある。

そんなことを考えながら、そして
今の自分に言い聞かせながら出社したのでした。

以上、チェックでした。

共に地元を元気にしよう!

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チェック社長(小川真平)

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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