鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥(後編)~小学6年生でも分かる福山市の歴史~

シェアする

こんにちは!チェック社長こと、サンモルトの小川真平です(*^^)v

さて、さっそく昨日の続きを行きましょうか!

前編を読んでいない方はこちらから!

鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥(前編)~小学6年生でも分かる福山市の歴史~
鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥(前編)~小学6年生でも分かる福山市の歴史~
こんにちは!チェック社長こと、サンモルトの小川真平です(*^^)v 当然ですが、福山市の皆さん。地元の歴史ってどのくらい知ってますか?意外...

神功皇后、鞆に立ち寄る!

前回は沼名前(ぬなくま)神社についてお話しましたが、今回の中心人物は神功(じんぐう)皇后です。

旦那さんである仲哀(ちゅうあい)天皇(第14代)が急に亡くなったため、変わりに政治をとり行ってました。この時、西暦200年。

その時、「朝鮮半島に向かいなさい…」というお告げがあり、朝鮮半島へ出兵することになる。この時、お腹には赤ちゃん(後の15代応神天皇)がいたとか。

「お告げ」とありますが、僕が思うに実際のところ、島国である日本と大陸と最も近い朝鮮半島はいつの時代も地理的に重要な場所だったってことでしょう。秀吉の朝鮮出兵しかり、大東亜戦争しかり。

これがいわゆる三韓征伐(さんかんせいばつ)。

最初に述べた高句麗、百済、新羅を攻めるのですが、新羅を攻めた時点で新羅は「無理無理無理無理!」と戦わずして降伏。

y005

それを見た、高句麗と百済も「新羅が降伏!?もう無理…」と降伏しました。

と、そんな三韓征伐の際に神功皇后は鞆に立ち寄ったと言われております!関西方面から朝鮮半島に向かう途中ってことになりますね。

瀬戸内海の中心部である「鞆」が海路における重要拠点じゃったことがここでも分かる。

鞆に立ち寄った際にこの地に社(やしろ)が無いことを知った神功皇后は鞆の海の中から湧き出した霊石(れいせき)を(神功皇后、結構ムチャをなさる…)社(やしろ)にまつって海路の安全を祈られたのが渡守(わたす)神社の始まりとされとります。

鞆という地名の由来

そして、三韓征伐の後に再び鞆の地を訪れ、身に付けられていた「武具の高鞆(たかとも)」を社に奉納されたことからこの地が「鞆」と呼ばれるようになったんですよ!(それ以前は「ホムタ」と呼ばれとったとか…)

武具の「鞆」とは、弓の弦が腕に当たるのを防ぐために、腕に巻く武具のこと。

top_080620-5

こんなやつね。

Kyujutsu04

左腕についとる黒いバンドみたいなやつが「鞆」。こんな感じで装着。

弦が鞆に当たると高い音が出るらしい。それで「高鞆」ってわけです。

地名の由来には諸説あり、艫(とも|船の船尾のこと)からきている説、諸国から武具を徴収する際、この地から「鞆」を奉納したことによる説、また、鞆の浦(湾)のカタチが武具の「鞆」に似ているから説、などがあるのですが、さっきの神功皇后の「高鞆奉納説」が有力。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ちなみに写真中央が「鞆」に見える湾。言われたらそう見えんこともないですね。

祇園宮の由来

そして、気になるんがもう一つの神社。須佐之男命(すさのおのみこと)をまつっとった祇園宮ですよね。

京都の祇園宮、八坂(やさか)神社は鞆の祇園宮から移されたとも言われてますが、由来などは不明らしい。

今回のまとめ

☑沼名前神社は渡守神社と祇園宮が一緒になり現在に至る

☑沼名前神社には大綿津見命と須佐之男命がまつられている

☑鞆という地名は神功皇后が武具の高鞆を奉納したことに由来する

今回は鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥についてお話してきました。いかがだったでしょうか?

まだまだ福山市には、そして鞆には興味深い歴史があるので、なるべく分かりやすくお話しできたらと思っております。

以上、チェックでした!

広島カープ

6月15(日)の試合結果
広島 8-5 ロッテ

ついに!ついに!連敗ストップ!

天谷の初回先頭打者ホームラン、3回のロサリオのタイムリーで
2点先制するも、バリさんが毎回ランナーを出す苦しい
ピッチングで5回を投げて4失点と逆転を許す。

継投の小野も1点失い、6回を終わって2-5。

雲行きが怪しくなる中、暗雲を振り払ってくれたんが
4番エルドレッドの一振り。

バックスクリーン直撃、値千金の満塁弾!

逆転した直後の7回裏は中田廉がきっちり3人で締めると、
8回には中東が今期第1号、通算2号目のツーランホームラン。

最終回はミコライオが3人で締めゲームセット!

長い、長いトンネルをようやく抜け出すことができたのぉ!
これで嫌な流れを払拭し、交流戦残り4試合を4連勝じゃ!

ほいじゃあ、また!

The following two tabs change content below.

チェック社長(小川真平)

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

この記事が気に入ったら
いいね!してね~

最新情報をお届けします