鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥(前編)~小学6年生でも分かる福山市の歴史~

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こんにちは!チェック社長こと、サンモルトの小川真平です(*^^)v

当然ですが、福山市の皆さん。地元の歴史ってどのくらい知ってますか?意外と知らない方が多いんじゃないでしょうか?

なぜか…?

僕の小さい頃がそうでしたが、地元の歴史を学ぶ機会が少なかった…。僕は由々しき事態だと思っております。

「なにもない」と外にないものをねだるより、内に「あるもの」に目を向けた方がいい。

ということで、地元の歴史をできる限り分かりやすく。タイトルにあるように小学校6年生でも分かるようにカンタンにお伝えできればと思っとります。なるべく。

とはいえ、小学6年生に読んでほしいわけじゃなく、「小学6年生の子どもを持つお母さん」に読んでいただき、子ども達に伝えてもらえたら、これ幸い(*^_^*)

今回は鞆の歴史。「鞆の地名の由来と沼名前(ぬなくま)神社の発祥」についてお話していきましょう!

沼名前(ぬなくま)神社について

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まずは沼名前(ぬなくま)神社についてカンタンに説明すると…

沼名前神社は鞆の祇園宮(ぎおんぐう)とも呼ばれ大綿津見命(おおわたつみの みこと)と須佐之男命(すさおのの みこと)が一緒にまつられています。(いずれも「古事記」に登場する。)

地元では「祇園さん」の愛称で呼ばれております。

一緒にまつられる前は別々で、大綿津見命(おおわたつみの みこと)は渡守(わたす)神社の祭神。須佐之男命(すさのおの みこと)は祇園宮の祭神だったんですよ。

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こちらが「渡守(わたす)神社」。沼名前神社と同じ敷地内にある。大綿津見命(おおわたつみの みこと)は以前はこちらの神社の 主祭神だったってことですね。

一方、須佐之男命(すさのおの みこと)がまつられた祇園宮は以前、鞆町の別の場所にあったんですが、慶長4年(1599年)の火災で焼失。

その後今の場所に移り、明治9年、祇園宮に渡守(わたす)神社が合祀(ごうし|一緒にまつられた)され現在に至っております。

現在は主祭神が大綿津見命(おおわたつみの みこと)で相殿神が須佐之男命(すさのおの みこと)になっております。

ここで一つの疑問が…「沼名前神社って名前はどっから来てるのか?」って思いますよね?

この「沼名前神社」という名称は延喜式(えんぎしき)と呼ばれる平安時代中期に作られた、いわば「法令集」に記載されているんです。

先ほどの明治9年の合祀(ごうし)の時に、この延喜式の記載にならって「沼名前神社」に名前を変えたというわけです。

ただし、この「沼名前神社」の由来などについては不確かな部分が少なくない。歴史をなぞる適度に思ってもらえたら幸いです。

今回は大綿津見命がまつられとる「渡守(わたす)神社」がポイントとなる神社なんですよね。さて、ここからが本題。

神功(じんぐう)皇后と鞆との関わり

今から約1800年前にさかのぼります。西暦で言うと200年代。

この頃の日本は弥生時代(弥生時代は紀元前300年頃~紀元後250年頃)

お隣の朝鮮半島は、高句麗(こうくり)、百済(くだら)、新羅(しらぎ)の朝鮮半島における三国時代。そして、中国は後漢からお馴染みの三国時代(三国志)へと突入する年代ですね。

そんな時代における、第14代天皇の仲哀(ちゅうあい)天皇の奥さんである神功皇后(じんぐうこうごう)が主人公のお話。

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神功皇后。

仲哀天皇の時代は西暦でいうとどのへんか?仲哀天皇の時代(在位期間)は西暦192年~200年。

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仲哀天皇。

ただし、この年号は「古事記(こじき)」や「日本書記」といった日本の古い文献から単に西暦に置き換えたに過ぎないので歴史的な確証はありません。

なので、まぁザックリ西暦200年くらいかぁ~と考えとったほうがええですね!あくまで目安で。

重ねて知っておきたい日本のこと

ちなみに初代の天皇は神武(じんむ)天皇。神武天皇が即位したんが紀元前660年。

この神武天皇が即位した年を「神武天皇即位紀元」とした「皇紀(こうき)」という年号が戦前までは使われてました。

西暦2014年は皇紀2674年となる。

ここで知っておいてほしいのが、日本という国は2674年の歴史があるということ。世界で一番長く続いとる国です。

ちなみに2位はデンマークで約1100年。3位はイギリスで約980年。

日本の歴史を重んじるのであれば、この「皇紀」という年号も大切にしたいと、個人的には思います。

ってと、ここまでちょっと長くなったので今日はここまで!

明日は主人公である「神功(じんぐう)皇后」についての物語に触れながら鞆との関わりをお伝えしてきましょう!

鞆の地名の由来と沼名前神社の発祥(後編)

以上、チェックでした!

広島カープ

6月14日(土)の試合結果
広島 4-8 ロッテ

うーん、昨日は惜しかった、惜しかったけど9連敗。

6回に菊池のタイムリー、丸のスリーランで逆転するも、
その直後に同点に追いつかれ、中継ぎが踏ん張れず敗北。

9連敗のうち6試合が先制をゆるしとるんよね。

打線は先制点を。そして先発投手は試合を作る。
良い流れを自ら引き寄せんと1勝は遠い。

さぁ、今日はバリバリバリントンじゃ!

頼むで連敗ストップ!今日こそは勝つど!

ほいじゃあ、また!

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チェック社長(小川真平)

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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