町名琺瑯(ほうろう)看板15枚が鞆町内に設置されました

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こんにちは!チェックです。

去る2月11日(火・祝)に鞆の沼名前(ぬなくま)神社にて
「町名琺瑯(ほうろう)看板贈呈式」が開催されました。

新聞、テレビなどで報道されたのでご存じの方も
少なくはないと思うのですが、琺瑯(ほうろう)看板って
なんぞや?という方のために今日はブログを書きます。

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鞆歴史民俗資料館の館長と

鞆が生んだ偉人、森下博氏

森下博氏ってご存知ですか?
…ならば、「仁丹(じんたん)」って知ってますか?

「知ってる知ってる!」って声が聞こえてきそうですね。

僕が小さい頃、父親が携行してたのを思い出します。
大人の嗜好品。子どもはダメ。そんなイメージじゃったね。

若い世代にはあまりなじみのないものかも
しれませんが、最近、壇蜜が出てる梅仁丹のCMで
ご存じの方がいるかもしれんですね。

この「仁丹」を製造、販売したのが森下博氏であり、
森下仁丹の創業者でもあります。

仁丹は爆発的にヒットし、
全国ならず海外にも販路を拡大。

今でいう「コカ・コーラ」に匹敵するんじゃないでしょうか。

地元では「仁丹さん」の愛称で呼ばれています。

無題
トレードマークの「大礼服マーク」

日本の広告王の異名を持つ

「広告を打つような会社は商品に自信がない」と
言われた時代に大題的な販売促進を展開します。

売上の3分の1を宣伝広告費に投入したと言われ、
新聞、看板、のぼりに限らずなんと自動販売機を設置。

また、古今東西の格言を記載した「金言広告」や
一般常識を短い文章にまとめた「昭和の常識」など
役立つ情報(広告)を発信したんですね。

広告王でもあり、マーケティング王でもあったわけだ。

場所も店先、電柱、駅、沿線など多岐にわたりました。

広告と社会貢献を兼ねた琺瑯(ほうろう)看板

そう、ここで「琺瑯(ほうろう)」看板が登場します。

と、その前に琺瑯(ほうろう)ってご存知ですか?

琺瑯(ほうろう)とは金属材の表面にガラス質の
釉薬(薬品)を高温で焼きつけたもの。

ホーロー鍋や、キッチンのホーローなど
(ほ、ほ、ほ、ホーローなんてCMがあったな)
カタカタ表記の方がなじみがあるかもしれませんね。

広告と社会貢献を兼ねた町名表記の
琺瑯(ほうろう)看板を全国の町に展開していきました。

今でも京都には全然に設置された仁丹の
琺瑯(ほうろう)看板が700か所以上も残り、
京都の歴史的価値の一つになってます。

その看板をこの度、森下仁丹×鞆町の
地域振興プロジェクトとして鞆の町名が
入った町内琺瑯(ほうろう)看板を鞆の町中
15か所に設置したんですね。

森下博氏は仁丹で得た莫大な収益を
社会に還元し続け、故郷の鞆にも莫大な財産を寄付。

鞆町の観光振興、神社仏閣の修繕費など
今なおその功績は鞆町に残っています。

そんな森下博氏に触れることができる
琺瑯(ほうろう)看板。

22日からは鞆・町並ひな祭りも開催されます。

ひな祭り、そして鞆の町並みを楽しみながら、
各所に設置された琺瑯看板を見つけて
みてはいかがでしょうか?

以上、チェックでした。

共に地元を元気にしよう!

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チェック社長(小川真平)

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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