【空き家再生】福山市鞆町の空き家再生プロジェクト第７弾 vol.7～175年前の画が貼ってある「貼り交ぜ屏風」

2021/3/16 鞆町, 鞆空き家再生, 福山市, 地域活性化, 住宅リフォーム, 株式会社サンモルト

こんにちは！チェック社長こと、サンモルトの小川真平（@Shinpei_Ogawa）です(*^^)v

平成27年（西暦2015年）9月より始めた「鞆空き家再生プロジェクト」。令和3年（西暦2021年）1月26日より、第7弾がスタートしました！

前回のブログはこちら

今回、片付けをしてる空き家は江戸時代から明治時代にかけて保命酒の製造で栄えた「中村家」。重要な資料はすでに鞆の浦歴史民俗資料館へと寄贈されておりますが、片付けをしていると歴代当主の写真などが出てきたため、鞆の浦歴史民俗資料館の館長さんと、古文書部会の方々に見ていただくことになりました。

歴代当主の日記、いわゆる「中村家日記」は市の重要文化財に指定されております。

「中村家で珍しい屏風を見た」という話しが伝わっていたらしく、それの探索も兼ねてでした。

旧鞆中学校（だったはず）の写真。僕たちが見ても普通の卒業写真ですが、後ろの校舎が建築中であり、それが移っているのは珍しいとのこと。見る人が見ればわかるんですね！

「やげんが出たぞーーーっ！」

と、高らかに叫ぶ声が。「やげんってなんじゃろ？」と思いながら行ってみると…

薬研（やげん）という代物。薬や薬草の調合などでゴリゴリやるやつですね。「これは珍（ちん）じゃな！」と、ちょっと珍しいものだったようです。

おっちゃん、おじちゃん達が子どものように”はしゃぐ”様を見て、こっちまで楽しくなってきました（笑）

その後、2階にあがり「屏風」を探すことに。2階の奥に布に包まれた板状のものが3枚。

1つずつ開けて見ることに…。

最後に出てきたのがこちらの屏風。左下を見ると…

玉津島の画が。これを見るなり、

「出たぞーーーっ！！」

と叫ぶ、おじちゃま。

どうやら探していたのはこの屏風だったようです。写真の画は、玉津島の波戸場（はとば）を造った時のものらしいです（右上に「玉津島新波戸の図」とある）。

左上には「弘化三」の文字があり、4月より始まり同年9月中旬成る書いてあります。弘化3年、つまり1846年に工事が行われたんですね。今が2021年なので、175年前ってことですね。ひゃー。

この屏風は「貼り交ぜ屏風（はりまぜびょうぶ）」と呼ばれるもの、偉い人からの手紙、書、絵などを屏風に貼っていたようです。コレクション的な感じでしょうか。

鞆の浦歴史民俗資料館、古文書部会の方によって中身が解読されることになります。歴史ロマンですね！

資料館と古文書部会の方が見に来てくれる少し前、中国新聞に中村家の記事が載っており、少しビックリしたのでした。

最後に、前回のブログでも書いたコンセプト概略を添付しておきます。

コンセプト概略

ざっくり手書き図面（アバウト）。

コンセプトの概略は「人と情報が集まり、放たれる場所」。

土間部分は「フレキシブル」に使えるようにしたい。レンタルスペース感覚で、時間貸し、日貸しなど「気軽に鞆で出店できる」環境にしたい。

軽トラ市（月1）→　レンタルスペース（時間単位、月に1日～30日）　→　リアル出店（別物件にて）

いきなりリアル店舗よりは「お試し」ができた方がいんじゃないかと。

そして、その他のスペースはオフィス（事務所）、シェアオフィス、コワーキングなど。こんな人に集まってほしいというのは「アート、文化、ものづくり（食も文化）」など。鞆は刀鍛冶にはじまり、船具、鉄鋼と「ものづくりの町」でもある。

そういった方は「仕事＝発信（表現、デザイン）」となっている。活動しながら鞆のことも発信できる。まさに一石二鳥？さらに、三人寄らば文殊の知恵ではありませんが、集まることによって生まれるシナジーもある。

中長期ビジョンはいつも言ってるように「鞆銀座（旧商店街）」をおもろいエリアにすること。

まだまだ整理しきれていない状態ですが「想い」や「考え方」は現段階とはいえ、まとめる必要があると思いましてね。雑記ですが。

そんな中「空き家片付けday」を「毎週木曜日の9時30分～12時」と設定しました！

「なんかおもろそう」
「ちょっと見てみたい」
「片付け手伝いたい」
「どんな人が活動してるの？」

などなど、毎週木曜日の9時30分～12時頃にガサゴソやってますので遊びに来てください。あ、ゆる～い感じでやってるので時間は前後する場合もあります。ゆる～く、大目に見てくだされ。疲れたら早めに切り上げます（笑）。無理せず、楽しく。

場所は「しまなみ信用金庫鞆支店」の斜め前。「ともせん」さんの左横です。

では、また明日！

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「先発ローテ、残り3枠」

大瀬良、森下、九里は確定。あと3枠に誰が入り込むか。

残り3枠を床田、遠藤、中村祐太、野村、高橋昂也らで争う。床田はしっかり入ってきてほしい。復帰を目指す野村祐輔も同様。あとは2軍再調整となった遠藤も。5投手、それぞれ結果を出してアピールしてほしいね！

個人的には高橋昂也に出てきてほしい！

ほいじゃあ、また！

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チェック社長（小川真平）

代表取締役：株式会社サンモルト

1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第４日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市（鞆の採れたて朝市）。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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