こんにちは!チェック社長こと、サンモルトの小川真平(@Shinpei_Ogawa)です(*^^)v
お弓神事のことを綴ってきたブログも今日で最後です。
さて、福山市鞆町(鞆の浦)では、毎年、2月の第二日曜日に行われる「お弓神事」というお祭りがあります。令和6年(西暦2024年)は2月11日に執り行われました。
【お弓神事とは】
沼名前神社の境内にある八幡神社の祭儀。起因時代は不詳ですが、由緒にもあるように神功皇后が稜威の高鞆(いづのたかとも)を奉納された事に起因して始まったといわれ、後に年頭に当り一年の悪鬼を射払ってその年の平穏無事を祈る、破魔弓の一種の行事と変化して現在に至ってます。
毎年行われているお祭りですが、7町の輪番制。7年に1度回ってきます。今年は我が石井町が当番町。
お弓神事までの様子をブログで公開していきます。
前回のブログはこちら。
舞台の上に上がり、草鞋を脱ぐ。いよいよ、矢場での神事が始まります。
斎行に先立ち、クラウドファンディングにて新調した2本の矢筒のお披露目。
続いて、宮司により矢場の清めを行います。的の裏には「甲・乙・ム(なし)」の組み文字が書かれ、勝ち負けなしの意が込められています。
一堂一礼をし、神事開始。
先行して二人の矢取りが、「やーとりがかーけった、やーとりがかーけった」の掛け声で、的の下へと向かいます。的の下、東西に分かれて待機します。
両弓主が「でーかけた、でーかけた」の掛け声で、舞台前へと進み出ます。互いの対角線で「にーらみやいこ、にーらいみやいこ」。2度目の「にーらみやいこ、にーらいみやいこ」の後は、「いーそいだ、いーそいだ」へと掛け声が変わります。
元の立ち位置へと戻り、弓主一礼。「せーりやこ、せーりやいこ」でお互いの肩をぶつけ合います。
そして、「トントントン、また、トントン、ヤ」で矢を射る位置へと進み出ます。
「オ~テヤ、ウノクビワ~スレナ」の掛け声で、弓を掲げ、弓を点検する意味を込めた所作を。「紐トキヤイコ、紐トキヤイコ」で、素襖の結び紐をとき。「ア~サム、ア~サム(寒)」で、左手を袖に入れ、右襟付近に持っていき、「ア~ヌク、ア~ヌク(温)」で左肌を出します。
ここから「ネ~ロタ、ネ~ロタ、親弓がネ~ロタ」で、射法八節へと移ります。親弓が射た後は、小弓が同様に「ネ~ロタ、ネ~ロタ、小弓がネ~ロタ」で矢を射ます。
親弓が甲矢(はや)を射た後、小弓が甲矢を射ます。続いて親弓が乙矢(おとや)を射た後、小弓が乙矢を。一度の所作で交互に2本の矢を放ちします。
両弓主が矢を射終わったあとは「肌入れヤイコ、肌入れヤイコ」で介添えの方が、左肌に着せてくれます。「紐結びヤイコ、紐結びヤイコ」で素襖(すおう)の紐を結びます。
「座りヤイコ、座りヤイコ」で両端にある松の部分に片膝を付き。盛り砂(上の写真の松があるところ)に刺さっている6本の棒を「ツ~ツキヤイコ、ツ~ツキヤイコ」の掛け声で、射た本数だけ、左から右へ棒を刺し替えます。(2本の矢を放ったので2本ずつ刺す)。
そして、所定の位置に戻ると「やーとりがかーけった、やーとりがかーけった」の掛け声で、矢取りが矢を持ち帰り、舞台上で待つ小姓に渡します。
受け取った小姓は、矢を矢筒へと格納します。この格納する矢筒が、今回クラウドファンディングで新調した矢筒です。
これを三度繰り返し、両弓主が計6本の矢を放って、神事終了となります。終わった後は、直径約1.8mの的を細かく砕き、観覧者へ配布します。
練習で的の中心(金的)を射抜いたら、本番で射抜けないというジンクスを払拭し、本番でも的の中心を射抜くことができました。もちろん、甲乙なしの言葉通り、的の中心を当てるのが目的ではないですが、そこはやはり狙いたいもの。大弓主、小弓主ともに、的の中心を射抜くことができ、感慨深いお弓神事となりました。
的の中心(金的)を射抜いた動画が、山陽新聞デジタルに上がってました。
その後は町内に帰り、再び裃(かみしも)へと着替え、再び行列を整え「申す、申す、お礼を申す」と言いながら八幡神社へ参進。無事奉仕できたことのお礼と一年のご加護を祈り、神事全てが終了となります。
翌日(2月12日)の中国新聞に記事が載っていました。
本番当日は、弓主、小姓、矢取りに注目が集まりますが、弓の練習指導、町内へ配布する矢の作成、本番で使用する的の作成、着付けをしてくださる方々、そして当日の舞台設営。
色んな方々が関わって、陰で支えてくださっている方々がいて、矢を射ることができるんだな、と実感しました。お陰様ですね。
大袈裟かもしれませんが、そんな方々の想いがのり、射させていただいた12射の矢だった気がします。
来年の次の当番町への譲渡式までは「従五位下(じゅごいのげ)」の位につき(水野勝成と同様の位だとか)、鞆では1年間「神様」と言われます。
写真中央の木札は、弓主、小姓、矢取りにそれぞれ、1年で6枚のみ渡される木札。木製の盆に乗っているのが、八幡神社の祭儀の時にいただいた福包(5種)と盃。左にあるのが、的を割って配られたものです。
貴重な体験をさせていただいた事へと感謝と御礼を込めて、ブログを締めくくりたいと思います。有り難う御座いました!
年明けから練習が始まり、あっという間の1ヶ月。平日は毎晩練習していたので、終わってしまうと少し寂しい感じがします。
光陰矢の如し。祭りの後の静けさ。
では、また明日!
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「秋山、調整順調」
右ひざの手術から再起を図る秋山。キャンプでは2軍調整で「順調に来ている」と本人。早ければ16日の練習試合で実践復帰するプランも。
「キャンプをやりながら、やれることも増えた。順調に来ている。あとは実戦をやってどうか。早い段階で実戦に入っていきたい」
今キャンプ序盤にはリハビリ組を卒業。既に全体メニューも消化し、ランチ特打では、58スイングで安打性の当たりを連発。
今年で36歳になるも、まだまだ1軍でバリバリやって欲しい!
ほいじゃあ、また!
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チェック社長(小川真平)
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