先の大戦における終戦の御詔勅~現代語訳~

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こんにちは!チェックです(*^^)v

今日は終戦の日ですね。今年で69年が経ちました。
先の大戦で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

今月の8月5日に参加した平和と安全を考える講演会
参加した時に、主催の広島まほろば学習会さんが資料として
配布していただいた「終戦の御詔勅(ごしょうちょく)」を
紹介したいと思います。

終戦の御詔勅いわゆる「玉音放送」のことです。
「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」と聞けばご存じですよね?
あれはほんの一部に過ぎません。

昭和天皇が国民に伝えた「終戦の御詔勅」の全文を記載するとともに、
「原文」ではなく「現代語訳」されたものを記載します。

本来は原文のままが(現代誤訳すると本来の表現ではなくなる)
いいのでしょうけど「分かりやすさ」を重視し現代語訳で記載します。

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終戦の御詔勅

私は深く世界の大勢と日本の現状について考え、非常の手段によって
この事態を収拾しようと思い、忠義心のある善良なるあなた方国民に
お知らせします。

私は日本政府にアメリカ、イギリス、中華民国、ソ連に対して、
彼らが提示してきたポツダム宣言を受け入れるよう指示しました。

そもそも日本国民の安全を確保し、世界の国々と共に栄えその喜びを
共にすることは、私の祖先から行ってきたことであり、私もその考え方を
大事にしてきました。先に、アメリカ・イギリスの二国に宣戦を布告したのも、
日本の自立と東アジアの安定を願ってのものであって、他国の主権を侵害
したり、領土を侵犯したりするようなことは、もちろん私の意志では
ありません。

しかしながら、戦闘状態はすでに四年にわたり、日本の陸軍・海軍の将兵の
勇敢な戦いや、日本の公務員たちの勤勉なはたらき、日本の一億国民の努力、
それぞれ最善を尽くしているのにもかかわらず、戦争における状況は
良くなっておらず、世界の情勢も日本には不利に働いています。

それだけではありません。敵は、新たな残虐な爆弾(原子爆弾)を使用して、
何の罪もない多くの国民を殺し傷つけ、その被害はまったく図り知れない
ほどです。それでもなお戦争を継続すれば、最終的には日本民族の滅亡を招き、
そして人類の文明されも破壊することになってしまうでしょう。

そのような事態になったとしたら、私はどのようにしてわが子とも言える
多くの国民を保ち、先祖の霊に謝ることができるでしょうか。
これこそが政府にポツダム宣言に応じるように命じた理由です。

私は日本とともにずっと東アジアの植民地解放に協力をしてくれた
友好諸国に対して、遺憾の意を表さざるを得ません。日本国民にして
戦場で没し、職場で働いている中で亡くなり、悲惨な最期を遂げた者、
またその遺族のことを考えると体中が引き裂かれる思いがします。

さらに戦場で負傷し、戦争の被害にあい、家や職場を失った者が社会に
どうやって復帰するかについては、私が深く心配するところです。

思うに、これから日本の受けるであろう苦しみ・悲しみは、大変なものに
なるでしょう。国民たちのまだ負けたくない、このまま終わらせるのは
納得できないという気持ちも私はよく知っています。しかし、それでも
私はこれから耐え難いことを耐え、忍び難いことを忍んで将来のため、
世界のために平和を実現しようと思います。

私は、ここにこうして日本の国の姿を守ることができ、忠義で善良な
あなたたち国民の真心を信頼し、そして、いつもあなたたち国民とともに
寄り添います。もし、感情的になって争い事をおこしたり、同胞同士が
いがみあって、国を混乱に陥らせて世界から信用を失うようなことを
私は強く心配しており、これはやってはならないことだと戒めます。

国を挙げて一つの家族のように団結し、子孫ともども固く神話から続く
この日本の不滅を信じ、道は遠く責任は重大であることを自覚し、
総力を将来の建設のために傾け、道徳に満ちた心とゆるぎない考え方を
固く持ち、日本の栄光を再び輝かせることができるよう、世界の動きに
遅れないように努力しなさい。あなたたち国民は私の気持ちを理解し、
どうかこのようにしてほしいと願います。

昭和二十年八月十四日 御名御璽(ぎょめいぎょじ)

いかがでしょうか?

聞きなれない言葉や、学校の歴史の教科書では触れていない内容もあるため
本来は解説を加えるべきなのでしょうが、今日は全文の掲載にとどめます。
是非、色々と考えていただければ幸いです。

解説はまた、明日にでも。

終戦の御詔勅~ここから日本の本当の歴史が分かる~

そして、終戦の御詔勅があるということは「開戦の御詔勅」もあります。
こちらはまた別の機会に。

以上、チェックでした!

広島カープ

8月13日(水)の試合結果
雨天中止

昨日は2回表に降雨により中断。その後試合中止となりました。

そして、エルドレッドが二軍降格になったね。
現在までで本塁打及び打点でリーグ2冠と前半戦のカープの快進撃を
支えてくれたエルドレッド。

復活してペナントレース終盤での活躍を期待します!

さぁ、今日からは巨人との3連戦。
今度こそは、今度こそは初戦と取りたい!

頼むでマエケン!今日も勝つで!

ほいじゃあ、また!

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チェック社長(小川真平)

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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