日本で一番最初に造成された工業団地「鞆鉄鋼団地」~造成された経緯と歴史

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こんにちは!チェック社長こと、サンモルトの小川真平です(*^^)v

さっそく昨日の続きをお話していきましょう!

昨日のブログを読まれてない方はこちらから。

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鞆鉄鋼業地帯の変革

まずはこちら地図…というか絵を見てください。

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クリックすると拡大します。

こっちの現地図と比較するとわかりやすいかも。

鍛冶町の起こり(約6000坪)

白黒地図の番号①の部分。

明治から昭和の前半期にかけて主に現在の鍛冶町や祇園町一体に(白黒地図の番号①)鍛冶屋が多く、そのほとんどが民家の一部を利用して船釘などの製造に従事していた。

当時の業者数は200戸を数え、すべてが家内工業的なものであり、分布面積は約20000㎡(6000坪)。東京ドームの半分以下の広さです。

ちなみにサンモルトは「小川商店」という社名で1949年(昭和24年)に燃料店として創業。鍛冶や鉄鋼で使う酸素やアセチレンを販売していたことがはじまりです。

第一次埋立工事(昭和16年4月完工 約20000坪)

白黒地図の番号②の部分。

1937年(昭和12年)頃、満州事変・日中戦争の影響により家内工業を企業化する方向性が示され、それにともない手狭になった土地の拡張問題の機運が高まり、鍛冶町~村内間(地図番号②の部分)、約66500㎡(20000坪)の造成、埋め立て工事を実施。東京ドームの1.4倍の広さ。

1941年(昭和16年)4月15日に完成。造成を期待していた企業が相次いで進出した。

鞆鉄鋼団地の造成(昭和38年4月完工 約55000坪)

白黒地図の番号③の部分。

鞆鉄鋼団地は鞆の観光と町中に密集する鉄工所を分離させるという福山市の商工、観光政策がきっかけ。

観光地である鞆町に200以上の鉄工業者が同居していては騒音や火災の危険が伴うばかりでなく、観光と地場産業が共倒れになる恐れがある。

そこで、福山市が約15万㎡を埋め立てて土地を造成。鉄工業者の移転を計画した。

その頃、タイミングよく「工場集団化助成制度」が施行されたため、急遽「指定団地」に乗り換えた。(急遽乗り換えたため、色々問題があったらしい)

この「工場集団化助成制度」を利用し、大規模な工業団地を造成したのが日本で一番最初とされています。

鞆鉄鋼団地の沿革

昭和31年9月 鞆が福山市に合併。鉄鋼団地造成の機運高まる。
昭和35年3月 鞆鉄鋼団地造成工事起工式(福山市)
昭和38年3月 福山市より鉄鋼企業集団化用地取得
昭和38年8月 台風9号により鉄鋼団地造成護岸決壊
昭和39年1月 鉄鋼団地護岸工事第一次災害復旧工事開始(広島県)
昭和39年8月 台風14号により鉄鋼団地造成護岸決壊
昭和40年1月 鉄鋼団地護岸工事第二次災害復旧工事開始(広島県)
昭和40年6月 同復旧工事完了
昭和41年2月 企業進出工場建屋建設起工式
昭和43年4月 鞆鉄鋼団地竣工式 施行

造成面積は19万8千㎡(約60000坪)
東京ドーム4.2個分の広さ。

二度の台風被害。紆余曲折があって、造成工事が成ったんですね。

サンモルトも(当時はオガワ産業。小川商店から社名変更した)この時、鞆町内から鉄鋼団地に進出しております。

IMG_0192

そして、現在に至る。

上の写真が現在の鞆鉄鋼団地。写真に写ってるのは団地の3分の1程度でしょうか?さらに写真右側にも工場が広がってます。サンモルトは左端の方にあります。

家業から企業へ。その移り変わりの中で、鞆町内だけでは手狭になり、二度の埋め立て、造成を経て今の「鞆鉄鋼団地」がある。

鞆の歴史同様、この鉄鋼団地の歴史、鞆の鍛冶の歴史も後世に引き継いでいきたい。

以上、チェックでした。

共に地元を元気にしよう!

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チェック社長

代表取締役株式会社サンモルト
1981年、広島県福山市鞆町生まれ。地元を中心にプロパンガスの販売、住宅リフォーム、ペレットストーブの販売を行う傍ら、地元を元気にする活動を展開中。毎月第4日曜日に鞆町の沼名前神社で開催しているとも・潮待ち軽トラ市(鞆の採れたて朝市)。「火育マイスター」として、火を通じて子ども達のココロと生きる力を育む火育活動。住宅リフォーム大学の講師。鞆町の空き家再生プロジェクト。福山南部の未来を創る会所属。これらの活動を通じて地域から日本を元気にする。

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